<<心の絵本>>
カバー   まめとすみとわら ISBN4-900656-61-5 
     
  再話・絵=つるた ようこ 【タテ】 20cm
    【ヨコ】 21.5cm
    【本体価格】 760円
       
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昔むかし、豆と炭とわらと三人で、お伊勢参りに出かけました。途中、橋がかかっていない川のところで、三人が困っていると、わらが橋になるからと横たわりました。最初に炭がわたりましたが、残り火が燃え出してわらに火が移り、一緒に川に落ちてしまいました。 それを見ていた豆は、おかしくて笑い転げているうちに、プッツンと体がはじけてしまいました。豆が痛くて痛くて大泣きしていると、ちょうどお針子が通りかかって、縫合わせてくれました。でも、あわてたので、黒い糸で縫ってしまいました。そのときから、豆には黒い筋ができたということです。 ページサンプル
◇作者から◇
懐かしい昔話の素朴さを表現したいと思って、紙版画で描いてみました。身近な紙を使って版を作ったので、刷ったときに気まぐれをおこすこともたびたびでした。でも、もとはお菓子の入っていた紙箱が、お話の中で山や川となって、新たな姿をあらわしてくれたことは、思いがけない発見でした。ひとつひとつを、ワクワクした気持ちで作りました。

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